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>>BMR (VaultDR)とは |
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BMR (VautDR) は、NetVault Backupのディザスタ・リカバリ用のオプションです。
このオプションでイメージバックアップしておくと、
万が一、サーバに壊滅的な障害が発生した場合でも、迅速にそのOS環境を復旧することが可能です。
たとえばハードディスク障害などでOSが起動できない状態が発生した場合、
迅速に復旧するために、
まず正常な新品ハードディスクに交換したあと、NetVaultのVaultDR専用ブータブルCDで起動して、
イメージバックアップをリストアすれば、OSの再インストールや各種再設定をすることなく、
バックアップした状態に復旧することができます。
■動作イメージ
(1)BMR Live(Online) Windows/BMR Live(Online) Linuxオプションにより
WindowsマシンやLinuxマシンのOS稼働中にOSイメージをバックアップしておきます。
(2)障害発生!
ハードディスク故障、または何らかの障害でOSが起動できないような障害が発生したとします。
(3)たとえばハードディスク故障なら新品のハードディスクに交換するとか、障害の原因を取り除いてから、
NetVault専用ブータブルCD(VaultOS)で起動します。
ネットワークなどの設定を行い、NVBUサーバと通信できるようにして、NVBUサーバに保管されているOSイメージのバックアップを丸ごとリストアします
(4)ブータブルCDをイジェクトして再起動すれば、バックアップ時点の状態で元のOSが立ち上がります。
>> BMR (VaultDR)専用ブータブルCDについて |
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BMR (VaultDR)のブータブルCDには以下の種類があります。
種類 | 作成方法 | NDMP | 用途 |
LinuxベースのVaultOS (GigaOS) |
ダウンロードサイトから ISOイメージをダウンロード |
TRUE |
BMR Offline for NVBU Serverとしてローカルバックアップ,リストア |
WindowsPEベースのVaultOS | WindowsADKで作成 | FALSE |
BMR Offline for NVBU Clientとしてリモートバックアップ,リストア |
BMR live Linux専用ブータブルCD | BMR live Linuxで生成 | FALSE |
BMR live(Online) Linuxのリストア |
・LinuxベースのVaultOSは、Red Hat Enterprise Linuxをベースに作成したQuest Software社のLinuxディストリビューションGigaOSに、NetVault Backup Server およびVaultDRデーモン(drdaemon)を組み込んだ、Linuxライブディストリビューションとして動作します。DVD起動をすると、まず最小限のLinuxデスクトップが起動したのち、NetVault Backup Server プロセスとVaultDRデーモンプロセスが起動します。
・LinuxベースのVaultOSは、NetVaultサーバとの通信にNDMPプロトコルを使用します。(NDMP=TRUE)
その他のブータブルCDは、NDMPプロトコルを使用しません。(NDMP=FALSE)
・LinuxベースのVaultOSを使用する場合、バックアップデバイスとしては物理テープ装置またはVTLを使用します
その他のブータブルCDを使用する場合、物理テープ装置、VTLに加え、DR重複アプライアンス(RDA)EMC Data Domain(DDBoost)も使用できます。