NetVault Backup製品情報FAQ | ||||
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いいえ。NetVault Backupは、その仮想テープ・ライブラリ (VTL) 機能を使用することで、マルチプレキシングより優れたソリューションを提供できるため、マルチプレキシングはサポートしていません。詳細は下記をご覧ください。 マルチプレキシングのメリットとデメリット マルチプレキシングとは、ディスク・ベースのバックアップが一般的になる前に、通常のテープ装置を使ってバックアップに掛かる時間をいかに短縮するかという課題に対して考えられた手法で、複数のバックアップ・ジョブのデータを、同時にひとつのメディアに書き込むことでこの問題を解決しています。しかしながら、この機能を使用してバックアップを行うと、1本のメディアに複数のバックアップ・ジョブのデータが断片化されて存在することになり、リストアする際に時間が掛かるというデメリットがあります。 NetVault Backupでマルチプレキシングをサポートしていない理由 NetVault Backupでは、早くからディスク・ベースのバックアップ手法であるVTL機能を提供していたため、マルチプレキシングを利用しなくても、VTLを使用することで、バックアップに掛かる時間を短縮するという目的を果たすことができました。しかも、VTL機能を使用すれば、リストアする際に時間が掛かるというデメリットもありません。そのため、NetVault Backupはマルチプレキシングの実装を行う必要がありませんでした。 NetVault BackupのVTL機能を利用してバックアップ時間を短縮するには NetVault Backupでバックアップに掛かる時間を短縮するには、VTL機能の使用が有効です。NetVault BackupのVTL機能は、単なるハード・ディスクへのコピー機能ではなく、ハードディスの中に仮想的にテープ・ライブラリを作成し、その中にバックアップを行います。ドライブ数も仮想的に設定できるので、例えば、バックアップしたいマシンが3台あれば、仮想ドライブを3台作成することで、すべてのバックアップ対象マシンを同時にバックアップすることが可能になります。また、バックアップ・ジョブ毎に、1台の仮想ドライブを専有できるので、バックアップ・データが断片化することもありません。NetVault Backupではこのようにしてバックアップに掛かる時間を最小化しながらも、リストア時も高速に処理を行うことを可能にします。 |
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掲載日:2008/9/ |