NetVault 13.1をリリースしました。
NetVault 13.1 Key New Features
・CDPワークフローと シンセティックフルバックアップによる VM 保護の向上 ※1※2
・VMのインスタントリストア機能による復旧時間の短縮 ※1※2
・M365の永久増分、シンセティックフルバックアップ ※1※3
・オブジェクトストレージへの直接バックアップをサポート
※1 同時にリリースされたQoreStor 7.1.2との連携機能になります。
※2 同時にリリースされたVMware Plugin13.1が必要です。
※3 同時にリリースされたM365 Plugin 13.2.5が必要です。
(2022/11/15追記)
Netvault 13.1.1をリリースしました。
・日本語ローカライゼーション。
英語以外のインストール時の表示不具合を修正しました。
※日本語環境でNetVault 13.1をご使用中の場合、13.1.1以降にアップグレードしてください。
CDPワークフロー
従来のバックアップジョブとは別に、新しいCDPバックアップジョブ機能が追加されました。
CDPワークフローは、CDPに対応したプラグイン(※)とバックアップ先にQoreStorを組み合わせることにより、永久増分と合成フルバックアップ機能を提供します。
CDPワークフローでは増分と合成バックアップの間隔を指定するだけです。
(例:増分は4 時間ごと、合成フルは7日おきに 1 回)
(※)CDPワークフローは、NetVault 13.1 と同時にリリースしたVMware Plugin 13.1, M365 Plugin 13.2.5で使用可能です。
他のプラグインについては将来のリリースで順次対応予定です。
VMware Pluginの永久増分とシンセティックバックアップ
NetVault 13.1 と同時にリリースしたVMware Plugin 13.1とQoreStor7.1.2の組み合わせにより、VMware仮想マシンの永久増分と、合成フルバックアップができるようになりました。
VMware Plugin 13.1のCDPバックアップ先をQoreStor7.1.2にすると、QoreStor内で増分バックアップを合成してフルバックアップを保持します。
→VMware仮想マシンの永久増分バックアップ
https://www.quest.com/community/jp-ja/w/data-protection-wiki/2298/vmware
VMware Pluginのインスタントリストア
NetVault 13.1 と同時にリリースしたVMware Plugin 13.1とQoreStor7.1.2の組み合わせにより、VMware仮想マシンのインスタントリストアができるようになりました。
VMware Plugin 13.1で仮想マシンをQoreStor7.1.2にバックアップして、仮想マシンをリストアするときにインスタントリストアを指定すると、
QoreStorで保持している仮想マシンフルイメージを、リストア先のESXiにNFSデータストアとしてマウントして仮想マシンをすぐに起動させることができます。
→VMware仮想マシンのインスタントリストア
https://www.quest.com/community/jp-ja/w/data-protection-wiki/2299/vmware
M365 Pluginの永久増分とシンセティックバックアップ
NetVault 13.1 と同時にリリースしたM365 Plugin 13.2.5とQoreStor7.1.2の組み合わせにより、M365の永久増分と、合成フルバックアップができるようになりました。
M365 Plugin 13.2.5のCDPバックアップ先をQoreStor7.1.2にすると、QoreStor内で増分バックアップを合成してフルバックアップを保持します。
フルバックアップジョブが不要となり、ネットワーク経由のデータ転送を減らして、スロットリング(調整、ブロック)を回避し、バックアップを高速化します。
→Microsoft 365 の永久増分バックアップ(M365 プラグイン13.2.5)
https://www.quest.com/community/jp-ja/w/data-protection-wiki/2297/microsoft-365-m365-13-2-5
オブジェクトストレージへのダイレクトバックアップ
NetVaultサーバからAzure Blob および S3 互換ストレージに直接バックアップできるようになりました。
あらゆるベンダーのクラウド ストレージ、またはオンプレミスの S3 互換ストレージで使用可能です。
・従来のSmartDisk(重複排除無し)と同様のRASバックアップデバイスとして使用できます。
・重複排除機能はありません。
・QoreStorは不要です。
お客様の利用可能な帯域幅とストレージコスト、バックアップ要件により、オブジェクトストレージへ、
NetVaultからダイレクト(重複排除無し)でバックアップするか、QoreStor 経由(重複排除あり)でバックアップするかをご検討ください。
(追記)
・(追加)LTO-9サポート
13.0以前では、IBM LTO-9デバイステンプレートはパッチで提供しておりパッチの追加インストールが必要でしたが、13.1から標準実装となりました。
HPE Ultrium960デバイステンプレートも標準実装となりました。
・(既知の問題)英語以外でインストールした場合に、スケジュールに「即時」が表示されない問題があり、KBで回避策が公開されました。
(更新)13.1.1で修正されましたので、13.1.1にアップグレードしてください