VMware ESX 3.x までは、VaultDR OfflineでConsole OS (COS) のバックアップを行うことで、ESX Server自身のシステム・バックアップを行うことができました。
vSphere 4以降からはVMware側の仕様変更により、COS自体がゲストOSとなり、vmfs領域内に配置されたため、ESX Serverのシステム・バックアップを未サポートとしてきました。VaultDR Offlineを使って、COSが配置されているvmfs領域を丸ごとバックアップ/リストアすることは可能だったのですが、バックアップ元と異なるハード・ディスクへリストアした際に、ESX Serverを起動することができなかったからです。
今回、VMware社のナレッジ・ベースに、KB Article: 1012142 "ESX fails to boot when the disk containing the datastore with esxconsole.vmdk is detected as a snapshot"が公開されたことで、今まではリストア後に起動できなかったESX Serverを起動することができるようになりました。
今回の Tips! では、BMR Plug-in 4.0 を用いた vSphere 4 のシステム・バックアップの方法を紹介します。
関連FAQ:
NVP00036 - NetVault BackupでVMware ESXのバックアップを行うには、どのような手法がありますか?
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