NetVault Tips #084

Defaultで割り当てられるバックアップ・デバイス名をそのまま使うことは、GUIを利用する環境では、あまり問題になりません。しかし、CLIを頻繁に利用する場合は、名前をシンプルなものに変えた方が指定が楽になります。

1. NetVault Backup (NVBU )の仮想テープ・ライブラリ(VTL )にはDefaultで"nvbusvr: d:\NewLibrary"というようなライブラリ名が割り当てられます (VTL作成する場所などによって実際の名前は異なります)。
   
   
2. この時、例えば特定のメディア(下記の例ではバーコードが"149YY001"のメディア)をブランク処理するためにnvblankmediaコマンドを利用する際は以下のような指定になります。
   
   C:\Program Files\BakBone Software\NetVault Backup\util>nvblankmedia -libraryname "nvbusvr:d:\NewLibrary" -barcode 149YY001
   Sent blank media request...
   ブランク要求が正常に送信されました!

   C:\Program Files\BakBone Software\NetVault Backup\util> 
   
   デバイス管理画面で確認すると指定したメディアがブランク処理されたことがわかります。
   
   

3. ライブラリを登録する際に、ライブラリ名を変更しておくと指定がより簡単になります。名前の指定はライブラリ追加画面で行います。下記の例では、"myvtl"という名前で登録しています。
   
   
4. 登録されたライブラリは以下のように表示されます。
   
   
5. この時に、nvblankmediaを行う場合は、以下のような指定で済みます。
   
   C:\Program Files\BakBone Software\NetVault Backup\util>nvblankmedia -libraryname 
   myvtl -barcode 149YY001
   Sent blank media request...
   ブランク要求が正常に送信されました!

   C:\Program Files\BakBone Software\NetVault Backup\util>
   
   デバイス管理画面で確認すると指定したメディアがブランク処理されたことがわかります。