NetVault Tips #081

NetVault Backup (NVBU) は、OSのログにメッセージを出力する機能を備えています。Linux環境であればsyslogにメッセージを出力します。NVBU 8.5以前のNVBUでもUTF-8環境でのバックアップ／リストアに対応をしていましたが、OSのログへはEUCコードでメッセージの出力を行っていました。そのため、ターミナル・エミュレータ上でsyslogを確認する場合は、OSのコマンド等を使用し、EUCからUTF-8へのコード変換を別途行う必要がありました。

NVBU 8.5からは、syslogへ出力する際にUTF-8への変換を行う設定が追加されました。

1. UTF-8への変換はnvconfiguratorのログ・デーモン・タブで設定します。デフォルトでは、変換を行わない設定になっています。
   
   
2. この時、NVBUがsyslogに出力するメッセージを確認してみると文字化けになっています。
   
   
3. この場合も、iconvコマンド等でEUCからUTF-8への変換を行うことでメッセージの確認が出来ます。
   
   
4. nvconfiguratorでUTF-8への変換を行うように設定します。
   
   
5. 設定の変更を有効にするため、NVBUサービスを再起動します。nvconfiguratorのサービス・タブで、サービスを停止して、再度起動をして下さい。
   
   
6. 改めて、syslogを確認すると、変更が有効になった後のNVBUサービスの起動のメッセージが、iconvコマンド等で変換を行わなくても正しく表示されていることが確認できます。