通常、異なるプラットフォーム間でのデータのやり取りは、USBメモリなどのリムーバブル・メディアを使用したり、ftpなどでネットワークを介して行うことか多いのではないでしょうか。両方のマシンがNetVaultクライアントであれば、NetVaultのFile Systemプラグインを用いたバックアップ/リストアでも、異なるプラットフォーム間でのデータのやり取りが実現可能です。
今回は、LinuxマシンがNetVaultサーバで、WindowsマシンがNetVaultクライアントという環境でのデータのやり取りについてご説明します。
1. Windowsマシン上で、移行したいファイルを含むディレクトリをバックアップし、正常にバックアップが終了したことを確認します。
2. 次に上記1で取得したバックアップをLinuxマシン上にリストアします。まず、リストア画面を開き、リストア対象のディレクトリを選択します。右クリックで表示されるメニューから "名前変更" を選択します。
3. "ファイル名変更" と "パス名移動" ダイアログ・ボックスが表示されます。"パス名移動" のチェックボックスを選択し、"/tmp/"と入力します。右端にある縦方向のスクロールバーを下に移動し、“OK”ボタンを表示し、クリックします(今回はLinuxマシン上の/tmp/の下にファイルをリストアします)。
4. リストア画面で、パス名の変更が有効になっていることを確認して下さい。
5. クライアント指定タブに移動し、リストア先のマシンとしてLinuxマシンを選択します。
6. ジョブを実行し、リストア処理が成功したことを確認して下さい。さらにLinuxマシン上のターミナルエミュレータで、指定したファイルがリストアされていることを確認して下さい。必要であれば各ファイルのパーミッションなどを適切に変更します。
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